コールセンターにとどいた声

それぞれの思い

周りに支えられながら働きたい50歳、会社員、男性本人

昨年会社からの受診勧奨でアルツハイマー型認知症の診断を受けました。会社側からの配慮があり簡単な作業への配置転換がなされ現在も働いています。しかし作業工程を忘れることがあり作業効率がおちています。また間違っていないかと不安が強く、以前の自分と現在の自分とのギャップを感じ、身体的にも精神的にも辛いときもあります。それでも家族や同僚に支えられ、今の自分でも役に立てることがあるという嬉しさがあります。これからも長く仕事が続けていけると良いと思っています。

【コールセンター相談員の思い】
職場の産業医や主治医、若年性認知症支援コーディネーターなどと連携して、良い状況を続けてもらいたい。

経験を生かして…50代、女性介護者(パート職員)

夫が若年性認知症の診断を受け10年になります。認知症の症状が進み、今はデイサービスを利用しています。これまで、夫の会社との関係や障害年金の申請など苦労をしてきました。今でも日々介護方法など悩むことばかりです。しかし、認知症カフェや交流会に参加し、元気をもらい、自分でも出来ることがあるのではないかと考え認知症カフェの運営に携わるようになりました。夫も一緒に参加することを楽しんでいるように感じます。

【コールセンター相談員の思い】
まだまだ介護が続きますが、介護者が前向きで頑張られているとご本人にも良い影響があると思います。ご本人やご家族に集える場所があることは心強いと思います。

高齢者ばかりの介護サービスケアマネジャー

若年性認知症の方を初めて担当しました。ご家族はデイサービスの利用を望まれていましたが、どこも利用者が高齢者の方ばかりで、見学に行かれてもなかなか利用に繋がりません。この地域には若年性認知症に特化した介護事業所がありません。作ってほしいと思います。
これから若年性認知症の方が利用できる制度について勉強します。

【コールセンター相談員の思い】
地域に広域で利用できる若年性認知症に特化した施設の充実を願います。

役割若年性認知症支援コーディネーター

若年性認知症支援コーディネーター(支援コーディネーター)が全国に配置されて数年が経ちます。少しずつ若年性認知症について周知が進み、早期の受診や診断後の社会制度利用も増えてきたように感じます。しかし、受診困難や必要な専門相談窓口に繋がらないケースもまだまだあります。支援コーディネーターとして受診前から介護保険サービスまで、さまざまな支援を行いたいと思います。企業、医療、障害福祉、介護サービスなど様々な分野と連携して支援していきたいと思います。

【コールセンター相談員の思い】
支援コーディネーターが全国や政令指定都市に配置されました。当コールセンターでも今後連携していきたいと思います。

ご本人と社員とのはざ間で…企業の人事担当者

従業員が若年性認知症になりました。産業医や主治医、若年性認知症支援コーディネーターなどの協力の元、部署転換を行い作業の見直しをしました。始めは何とか作業をこなしていたのですが、次第に作業効率が落ち、周りの同僚の負担が増え、不満を言う者が出始めました。会社としては何とかしてあげたいのですが…。

【コールセンター相談員の思い】
支援コーディネーターに相談し、従業員向けの若年性認知症の勉強会を開催してもらってはどうでしょうか。直ぐに理解が深まるとは思えませんが、誰でもなりうる病気であることをご理解いただき、ご本人が少しでも長く仕事を続けられる環境が整うことを願います。