コールセンターにとどいた声

子供たちの声

CASE01

どこまで親の介護をするべきか[相談者:娘 30歳代]
[対象者:母親 50代前半 レビー小体型認知症]

相談内容

母とは昔から折り合いが悪く、会話もあまりありませんでした。5年ほど前、母はレビー小体型認知症と診断されました。最近の母はひどく攻撃的になり、私に暴力を振るうことも増え心身ともにつらい毎日です。興奮状態の時は私を追い回すので母の視界から離れるようにしています。私は非正規雇用で働いているので家を出ることは金銭的に難しく選択肢にありません。父は母に無関心で関わろうとしません。私も母の介護をするつもりはありませんが、結果的に介護をすることになってしまっています。今後、どうしたらいいでしょうか?私は母の介護を続けていくしかないのでしょうか?

相談者の思い

  • 攻撃的な母が穏やかになってほしい
  • 母の介護から解放されたい
  • 父に母の面倒を看てほしい
  • 母に対して金銭面でなにか支援はないか

相談員の対応

お母様が攻撃的になっている時にはお互いケガのないように距離をとることは良いことだと思います。あなたは今まで一人でがんばってこられ大変でしたね。お母様が穏やかに暮らしていける環境とご家族の生活はどちらも大切です。今後もお母様と一緒に暮らしていくのであればお母様に介護保険を利用してもらうことも視野に入れられてはいかがでしょうか。
介護保険は市役所の介護福祉課などの担当課または地域包括支援センターで手続きができます。若年性認知症支援コーディネーターにご相談いただくと、手続きに同行してもらえたり今後段階的に切れ目のないサービスなど情報のサポートをしてくれたり、家族での話し合いがうまくいくような工夫も一緒に考えてもらえます。家族間できちんと話し合うことができれば家族の考えをまとめておくことができます。また若いあなた自身の悩みも相談できると思います。
ひとりで悩まずいつでもご相談ください。

CASE02

施設の費用をおさえたい[相談者:息子 20代後半]
[対象者:父親 50代後半 アルツハイマー型認知]

相談内容

父は3年前からアルコール依存症の入院治療を受けていましたが、1年半前にアルツハイマー型認知症と診断されました。母が乳がんの投薬治療中で父の世話ができないため、父は有料老人ホームに入所しました。現在父は要介護4で感情のコントロールが難しくなっています。施設の職員さんからは父に暴力が出るようなら退所してほしいと言われている。
父の施設入所費用は月に20万円ほどかかり、母の生活費と併せると経済的に非常に厳しい状態です。今は母のパート代と貯蓄を崩してギリギリの生活をしていますがそろそろ限界です。施設に入居費用の相談をすると特別養護老人ホームを探されてはどうかと話がありました。

相談者の思い

  • 父の入所費用を抑えたい
  • 特別養護老人ホームについて知りたい
  • 金銭的な援助がなにかないだろうか

相談員の対応

介護保険で利用できる入所施設はいくつかあります。それぞれに特徴があり、ご本人の状態や経済的な状況によって利用する施設を選ぶことができます。施設の特徴はケアマネジャーさんに尋ねたり見学することもできます。入所費用につきましては、部屋の構造等によっても利用料金が変わってきますので直接希望される施設に尋ねられた方がよいかと思います。また、介護保険の施設では本人の所得により負担の限度が決められます。該当する場合は介護保険負担限度額認定証が発行されますのでお住いの市の介護保険課等にお尋ねください。
またお父様は診断されてから1年6ヶ月経過していますので、障害年金の申請の要件を満たしていれば申請をすることができます。その他、自立支援医療などの医療費を抑える制度もありますのでまだ申請していなければしてください。

CASE03

母の介護負担をなんとかしたい[相談者:娘 30代前半]
[対象者:父親 60代前半]

相談内容

公務員だった父は3年前に診断され、仕事の継続は無理だと判断されたため退職しました。求職は望まず、特に趣味を持たない父は家に引きこもる生活となりました。診断から半年ほど経つと暴言が聞かれるようになり、最近は母への依存度が高くなり、娘の私と2人で話したりするだけでも怒り出してしまいます。母は毎日のように暴言を浴びせられ、一日中父に怯えており心身ともに疲弊しています。認知症カフェやデイサービスなどの利用を促してみましたが父は顔色を変えて強く拒否します。ある日母が私に「あなたは帰る場所があっていわね」とぽつりと言いました。私は母のことも心配で毎日様子をみに実家へ行っています。今父親の病気を理解してくれている婚約者と一緒に生活をしていますが、彼の両親からは結婚を許してもらえていません。

相談者の思い

  • 父の暴言を何とかしたいい
  • 母の休める時間を作ってあげたい
  • 自分の将来も心配

相談員の対応

お父様の感情のコントロールについては主治医に状況を伝えてください。お母様の体調などを考えるとなるべく早めに若年性認知症支援コーディネーターに相談されることをお勧めします。家族だけで抱え込まず、専門職も交えて話し合うことでご家族それぞれの生活のために必要な支援が整理されてくると思います。
お話を伺いご両親を支えながら毎日がんばってこられたことが伝わってきました。あなたの将来も大切にしてほしいと思います。2人の気持ちを大切にしてご家族でよく話し合ってください。良き理解者である婚約者の方との明るい未来が待っていることを願っています。