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認知症の方と家族の心理状態

若年性認知症と診断されたご本人の心理状態はどうなるのでしょうか。

本人の認知機能の低下の程度によって、診断をどのように理解し、受け止めているかには差がありますが、大きな不安を抱えていることは誰でも同じです。
自分に何かが起こっている、これまでの自分とは何かが変わっている、と感じています。これから自分はどうなっていくのだろう、これまでと同じような生活は無理なのだろうか、家族に迷惑をかけてしまうのだろうか・・・・という様々な不安を抱いています。

認知機能の低下により、さまざまな困難が生じますが、これまでの自分を何とか保とうとして、本人は四苦八苦し、それがストレスになっていきます。
これまでとは違う本人の言葉や行動に対して、家族の言葉もつい強くなってしまうと、そのことで本人は自信を失ったり、怒りを感じることもあります。

これまでの自分とは変わっていってしまう、今までできたことができなくなってしまうという不安は、時に自分が自分であることも不確かに感じさせる不安なのです。

「うまく言えないからといって、
私たちには言いたいことが何もないというわけではない」
・・・・・・・
「私たちがより感情の世界に生き、認知の世界を生きることが
少なくなっているので、記憶に残るのはあなたが何を言ったか
ではなく、どんなふうに話したか、ということだ。」

『私は私になっていく 痴呆とダンスを』(株)クリエイツかもがわ
クリスティーン・ブライデン 著 馬籠久美子・桧垣陽子 訳

大切な家族が若年性認知症と診断された時、どのように心が変化し、前向きに考えられるようになるのでしょうか。

ステージ理論

第1ステージ
認知症の診断を受けたときや、不可解な行動に気づいたとき

[ 驚き・とまどい・否認 ]
いつもと違う行動に気がつき、驚き、とまどう。
病気だということを認めたくない。

第2ステージ
ゆとりがなくなり、追いつめられる

[ 混乱 ]
精神的・身体的に疲弊し、わかってはいるけれど辛くあたってしまう。
[ 怒り・拒絶・抑うつ ]
「なぜ自分が・・・・」「こんなに頑張っているのに・・・・」と理解してもらえないことに怒りを感じる。認知症の人を拒絶するようになり、そのことで自己嫌悪に陥ったり、うつ状態になったりする。

第3ステージ
なるようにしかならない

[ あきらめ ]
怒ったり、いらいらしても仕方がないと気づく。
[ 開き直り ]
なるようにしかならないと思う、自分を「よくやっている」と認められるようになる。
[ 適応 ]
認知症の人をありのままに受け入れた対応ができるようになる。

第4ステージ
認知症の人の世界を認めることができる

[ 理解 ]
認知症の人の症状を問題としてとらえることがなくなり、相手の気持ちを深く理解しようとする。

第5ステージ
自己の成長、新たな価値観を見い出す

[ 受容 ]
介護の経験を自分の人生で意味あるものとして、位置付ける。
自分の経験を社会に生かそうとする。

※必ずしもすべての介護家族に当てはまるわけではなく、この通りの順に進むわけでもありません。

(出典:公益社団法人 認知症の人と家族の会)